第7回　定期勉強会が終了しました

第７回　サロンオーナー定期勉強会を開催しました。

桐原書店の斉藤会長をお迎えして、

テーマ：キャリアアップについて話をしていただきました。

社内で生きがいや成長を感じることが、

有能な人材の流失を防ぐために大切なこと。

その一つがキャリアアップ。

ですが、美容室では多く採用されているランク制度

（アシスタント、スタイリスト、マネージャーetc.)が、

一般では役職が上がることと、あるサイトで説明がありました。

でもそれはキャリアアップでなくスキルアップではないか？

という投げかけからセミナーは始まりました。

キャリアという言葉がつく単語はたくさんあります。

キャリアアップ、キャリアプラン、キャリアデザイン、

キャリアパスなど・・・。

まずこのキャリアにまつわる用語の整理、

次に、スキルアップとキャリアアップの違いについて

以下の通り説明がありました。

スキルアップは技術・能力の向上で、

キャリアアップは職位・職歴を高めることであるが、

スキルアップはキャリアアップに欠かせない重要な要素である

とのことでした。

そこで経営者として企業として大切なことは、

キャリアパスであり、それはキャリアアップへの道筋（path)。

キャリアパスとは、上位職位へや職務に必要な業務経験、

要件、職責の変化を指針として、社員に明示する基準制度をいい、

目標を提示し社員に成長機会を提供することである。

某会社の人事制度や等級制度のイメージ、グレードにおける

人材イメージなど、評価制度の全体イメージを例に説明が

ありましたが、この時代、中には職位にこだわらない方もいる。

そういう方にもエキスパート、スペシャリストとしての職が、

その方々が力を発揮する職を用意する。

人事制度を整備し、さらに時代とともに変えていくことも

肝要だということがわかりました。

また職務や評価に関する様々なことを明示することで、

以前は年功序列で職位が上がっていた時代の不満、

周りからみても公平な昇格で、そこから上長への信頼もうまれ、

ロールモデルがわかります。

更に自分の目標がみえ、自分の成長も感じるでしょう。

今回の勉強会において企業として有能な人材を

流失させないために、成長機会を提供することは

とても大切なことだと思いました。

美容室で採用されているランク制度の多くは、

やはりスキルアップでありキャリアアップでない

ということがわかりました。

サロンでもこのキャリアパスを考えてもらえたら

より良いサロンになるだろうと感じました。

今回キャリアに関するお話をしていただき、

キャリアアップをテーマに参加していただいた方からも

いろいろな様々な質問、意見交換など活発にかわされ、

満足度の高い勉強会でした。